“ちょうろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
張魯50.0%
挺櫓30.0%
挺艪10.0%
朝露10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その素姓を洗えば、しょく鵠鳴山こうめいざんにいてやはり道教をひろめていた張衡ちょうこうという道士の子で、張魯ちょうろあざな公棋こうきという人物だった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金鋲きんぴょう御簾みすづけの絢爛けんらんな三挺櫓ちょうろであるが、暴風雨は公平に、この高貴なご料をも、さんざんに揉み悩ましたものと見えて、紫のまん幕、金襴きんらんぶちの御簾みすまでが、無惨に吹きちぎられていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それまで三十石船といえば一艘いっそう二十八人の乗合で船頭は六人、半日半夜で大阪の八丁堀へ着いていたのだが、登勢が帰ってからの寺田屋の船は八丁堀の堺屋と組合うて船頭八人の八挺艪ちょうろ
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
まことに人間の一生は春の花、秋の楓葉もみじ朝露ちょうろ夕電せきでん、古人すでにいッたが、今になッてますますさとる。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)