“直身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちよくしん50.0%
じきしん25.0%
すぐみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滔々たう/\たる水路すゐろ五百余里よりながれて東海に入り、巨濤こたうに千たうし風波に万てんすれども断折だんせつ砕粉さいふんせず、直身ちよくしん挺然ていぜんとして我国の洋中おきなかたゞよひ、北海の地方にちかより、椎谷しひや貧民ひんみんひろはれてはじめて水をはな
何か分からぬが、短剣じゃ、つかは夜光珠にちりばめられ、なかごは直身じきしん切羽せっぱの上に象嵌ぞうがんがある。まなこをこらしてよく見ると、青金、赤金しゃっきん、黄金の三色の金であらわした南欧の少女の顔が浮いている
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いいか、おまえの頭の上へ跳ぶぞ、見事に、斬れよ。——だが、わしを宙斬りにし損ねると、わしの背にある物干竿が、おまえの直身すぐみを、竹のように割ってしまうかも知れないぞ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)