“こたう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巨濤33.3%
孤島16.7%
古嶹16.7%
弧燈16.7%
鼓盪16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滔々たう/\たる水路すゐろ五百余里よりながれて東海に入り、巨濤こたうに千たうし風波に万てんすれども断折だんせつ砕粉さいふんせず、直身ちよくしん挺然ていぜんとして我国の洋中おきなかたゞよひ、北海の地方にちかより、椎谷しひや貧民ひんみんひろはれてはじめて水をはな
庭球ローンテニスもある、「クリツケツト」もある、射的塲しやてきばもある、相撲すまふ土俵どひやうもある、いづれも櫻木大佐さくらぎたいさ日本につぽんづるまへから、かゝる孤島こたう生活中せいくわつちう
はるかに日本につぽんそらながめて、はや孤島こたう出發しゆつぱつして、一日いちにちすみやかに貴方等あなたがた再會さいくわいしたいと待望まちのぞんでことでせう。
相覧の号を古嶹こたうと云つたことは、既に云つた如く、荏薇じんび問答に見えてゐる。世に行はれてゐる画人伝の類には此人の名を載せない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
村片は古嶹こたうと号して、狂歌狂句をも善くしたことが、伊沢分家所蔵の荏薇じんび贈答に見えてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
薄暮かはたれ水路すゐろにうつるむらさきの弧燈こたうの春の愁なるらむ
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
雷の如き響は我胸を鼓盪こたうして、我失望我苦心と相應じ、我をしてさき小尼公アベヂツサの爲めにチヲリの瀧の前に立ちて、即興の詩を吟ぜし時の情を憶ひ起さしむ。