“土俵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どひょう28.6%
つちだわら14.3%
とへう14.3%
どひやう14.3%
どひよう14.3%
どへう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ってをたたきました。とうとういちばんおしまいに金太郎きんたろう土俵どひょうのまん中につっって
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
(——濠とは名ばかり、底は浅いし、十日も降らぬとすぐ底が見えてくる。戦時となれば、土俵つちだわらの千も投げこめば、攻め口ができてしまう。城内の飲み水も乏しい。このお城の欠点は、水利の悪いことだな。攻めるによく守るには足りない……)
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
議場ぎぜう政治家せいちかでも、両国れうこく土俵とへう力士りきしでも、伝統的でんとうてきなものがほろびて、段々だん/\小粒こつぶになつてるのにも不思議ふしぎはない。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
庭球ローンテニスもある、「クリツケツト」もある、射的塲しやてきばもある、相撲すまふ土俵どひやうもある、いづれも櫻木大佐さくらぎたいさ日本につぽんづるまへから、かゝる孤島こたう生活中せいくわつちう
あだか相撲すまふのとき、土俵どひよう中央ちゆうおうからずる/\とされた力士りきしが、つるぎみねこらへる場合ばあひのようである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
屋敷やしき兩方りやうはうまたがつてるといふがらではない。あせだらけの浴衣掛ゆかたがけである。が、實際じつさい此時このとき、四十一番地ばんちじうし、角力すまふ土俵どへうきづいたので、四十番地ばんちをもりてたのだ。大分だいぶ茶番氣ちやばんげがさしてた。