仔細わけあい)” の例文
斬りつ斬られつすべき仔細わけあいは、すこしもないのだ。ただ、剣を執る身の、やむにやまれぬ興味だけで、左膳と源三郎、ここに初めて真剣の手合せ——まるで初対面の挨拶のように。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)