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こまか
ふりがな文庫
“こまか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
コマカ
語句
割合
細
82.5%
濃
4.4%
微細
2.5%
細密
1.3%
仔細
1.3%
小
1.3%
巨細
1.3%
密
0.6%
微
0.6%
精密
0.6%
緻
0.6%
緻密
0.6%
繊細
0.6%
織
0.6%
纖
0.6%
詳細
0.6%
▼ 他 13 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細
(逆引き)
時
(
とき
)
に
繰返
(
くりかへ
)
すやうだけれども、
十圓
(
じふゑん
)
に
對
(
たい
)
し
剩錢
(
つりせん
)
一錢
(
いつせん
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
に、
九圓九十九錢
(
きうゑんきうじふきうせん
)
は
分
(
わか
)
つたが、また
何
(
なん
)
だつて、
員數
(
ゐんすう
)
を
細
(
こまか
)
く
刻
(
きざ
)
んだのであらう。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こまか(細)の例文をもっと
(50作品+)
見る
濃
(逆引き)
左近倉平の周囲に引っ切りなしに集まって来ている若い女達で、長いか短いか、
濃
(
こまか
)
いか
淡
(
うす
)
いか、兎も角も左近倉平に関係の無かったという人は、恐らく幾人も無かったでしょう。
奇談クラブ〔戦後版〕:16 結婚ラプソディ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
こまか(濃)の例文をもっと
(7作品)
見る
微細
(逆引き)
蜘蛛の胴体から、脚のように、八本の線が延びているのがそれだ。蜘蛛の周囲を巡って、
微細
(
こまか
)
い血痕が、霧のように飛び散っている。張り渡した蜘蛛の網と見れば見られる。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
こまか(微細)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
細密
(逆引き)
役人
衆
(
しう
)
へ
遣
(
つかは
)
したと申事是は人の
噂
(
うはさ
)
なれば
聢
(
しか
)
とは申上兼れ共九郎兵衞夫婦の者
甚
(
はなは
)
だ
怪
(
あや
)
しく存じ候と事
細密
(
こまか
)
に
長々
(
なが/\
)
と申立ければ
縫殿頭殿
(
ぬひのかみどの
)
にはシテ其法事を頼に參りし寺の名は
何
(
なに
)
と申又其事
故
(
がら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
こまか(細密)の例文をもっと
(2作品)
見る
仔細
(逆引き)
いささか失望を感じながら、廻り止んだ独楽をつまみ上げ、なお
仔細
(
こまか
)
く調べてみた。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
こまか(仔細)の例文をもっと
(2作品)
見る
小
(逆引き)
「塩山へかね」と
背負籠
(
しよひかご
)
を
傍
(
かたはら
)
の石の上に下して、腰を伸しながら、「塩山へは此処からまだ二里と言ひやすだ。あの向ふの
大
(
でか
)
い山の下に
小
(
こまか
)
い山が
幾箇
(
いくつ
)
となく御座らつせう。その
山中
(
やまんなか
)
だアに……」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
こまか(小)の例文をもっと
(2作品)
見る
巨細
(逆引き)
極
(
きは
)
めて名も新藤市之丞にては
不似合
(
ふにあひ
)
なれば長兵衞は自身の名の頭字を
遣
(
やつ
)
て長八と改めさせ
己
(
おのれ
)
は親分になり同町の
家主
(
いへぬし
)
治兵衞の
店
(
たな
)
を
借
(
かり
)
て
引越
(
ひきこ
)
させ其外萬事長屋の
振合迄
(
ふりあひまで
)
巨細
(
こまか
)
に教へつゝ
先
(
まづ
)
世帶を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
こまか(巨細)の例文をもっと
(2作品)
見る
密
(逆引き)
その落ちるのが余り
密
(
こまか
)
なので、遠い所の街灯の火が
蔽
(
おお
)
われて見えない。
橋の下
(新字新仮名)
/
フレデリック・ブウテ
(著)
こまか(密)の例文をもっと
(1作品)
見る
微
(逆引き)
「あれ、降ってるのか」と私は軒下へ
退
(
の
)
いて、思わず髪を
撫
(
な
)
でました。暗くはあるが、低い霧のように灰色に見えるのは、
微
(
こまか
)
い雪の降るのでした。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
こまか(微)の例文をもっと
(1作品)
見る
精密
(逆引き)
次第に奥様は
短気
(
きみじか
)
にも御成なさいました。旦那様は物事が
精密
(
こまか
)
過
(
すぎ
)
て、何事にもこの御気象が
随
(
つ
)
いて廻るのですから、奥様はもう
煩
(
うるさ
)
いという御顔色をなさるのでした。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
こまか(精密)の例文をもっと
(1作品)
見る
緻
(逆引き)
あの黄ばんだ脂肪の多い質の
緻
(
こまか
)
な艶のあつて舌の触りの誠に善いバナナを栄一は見逃さなかつた。
死線を越えて:02 太陽を射るもの
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
こまか(緻)の例文をもっと
(1作品)
見る
緻密
(逆引き)
用意
(
ようい
)
了
(
をは
)
れば
直
(
たゞ
)
ちに
走
(
はし
)
りて、
一本榎
(
いつぽんえのき
)
の
洞
(
うろ
)
より
數十條
(
すうじふでう
)
の
蛇
(
くちなは
)
を
捕
(
とら
)
へ
來
(
きた
)
り、
投込
(
なげこ
)
むと
同時
(
どうじ
)
に
目
(
め
)
の
緻密
(
こまか
)
なる
笊
(
ざる
)
を
蓋
(
おほ
)
ひ、
上
(
うへ
)
には
犇
(
ひし
)
と
大石
(
たいせき
)
を
置
(
お
)
き、
枯草
(
こさう
)
を
燻
(
ふす
)
べて、
下
(
した
)
より
爆※
(
ぱツ/\
)
と
火
(
ひ
)
を
焚
(
た
)
けば
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こまか(緻密)の例文をもっと
(1作品)
見る
繊細
(逆引き)
その渚が——女だ、髪にはどこまでも目が
繊細
(
こまか
)
い——雪を透かして
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こまか(繊細)の例文をもっと
(1作品)
見る
織
(逆引き)
その様な時には、平生は柔しげな微笑の下に巧みにかくされてゐる
織
(
こまか
)
い幾条かの皺が、思ひがけなくはつきりと夫人の額に浮び出ることさへあつた。
水と砂
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
こまか(織)の例文をもっと
(1作品)
見る
纖
(逆引き)
画布
(
トワール
)
の上には薄つすらと絵具が溶かされてゐるのに過ぎない。そして多分そのためなのだらう、画面に
纖
(
こまか
)
く揺れうごくものの影が多くなつてゐるのは。
恢復期
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
こまか(纖)の例文をもっと
(1作品)
見る
詳細
(逆引き)
「僕が夢中になるだけ、
先方
(
むこう
)
は
益々
(
ますます
)
冷て
了
(
しま
)
う。
終
(
しま
)
いには僕を見るもイヤだという風になったのです。」そして大友は種々と
詳細
(
こまか
)
い
談話
(
はなし
)
をして、自分がどれほどその女から侮辱せられたかを語った。
恋を恋する人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
こまか(詳細)の例文をもっと
(1作品)
見る
“こまか”の意味
《名詞》
微細なさま。
詳細であるさま。
けちなさま。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
こま
こまや
ほそ
こまやか
ひそ
ささや
デリケート
しの
ちい
さざ