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微細
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こまか
ふりがな文庫
“
微細
(
こまか
)” の例文
ネーチュン なる者もそういう
微細
(
こまか
)
な事については明らかに是非善悪を断定するが、さて天下の大問題が起って外交上どうしたらよいか訳が分らんような事になると
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
蜘蛛の胴体から、脚のように、八本の線が延びているのがそれだ。蜘蛛の周囲を巡って、
微細
(
こまか
)
い血痕が、霧のように飛び散っている。張り渡した蜘蛛の網と見れば見られる。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
微細
(
こまか
)
い奴は蚊帳の目をこぼれて、むらむら
降懸
(
ふりかか
)
るものですから、
当初
(
はな
)
一旦寝たのが、
起上
(
おきあが
)
って、妹が働いて、線を
手繰
(
たぐ
)
って、次の
室
(
ま
)
へ電燈を持って行ったので、それなり一枚
開
(
あ
)
けてあります。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
初めて自分等の国へ紹介された
露西亜
(
ロシア
)
の作物の翻訳に就いて語るも楽しかった。日本の言葉で、どうしてあんな柔かい、
微細
(
こまか
)
い言いまわしが出来たろう、ということも二人の青年を驚かした。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“微細”で始まる語句
微細画