“こまやか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
81.3%
6.3%
濃厚6.3%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土地の売買勝手次第又各国巡回中、待遇の最もこまやかなるは和蘭オランダの右にいずるものはない。是れは三百年来特別の関係でうなければならぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
が、ともかくも五日十日と、その後無事に日が流れて、二人の恋は愈々益々、そのこまやかさを加えて行った。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それから、りのある賣女屋ばいぢよやまへかさかたむけて、狐鼠々々こそ/\かくれるやうにしてとほつたが、まだ何處どこきてはない、はるこまやかにもんとざして、大根だいこんゆめ濃厚こまやか
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その愛のこまやかなこと、そして痒いところにまで気がつくこと、老人の世話の行き届いたこと、その一々に対して、栄一は富島さんのやうな婦人を妻とすることが出来るならば