“背負籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょいかご60.0%
しよひかご20.0%
せおいかご20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘の桂と頼門の亥太郎は、昨日も今日も、ふごを提げ、背負籠しょいかごを背負って、冬の間の食糧の用意に、山から山へと歩き廻ったのです。
「塩山へかね」と背負籠しよひかごかたはらの石の上に下して、腰を伸しながら、「塩山へは此処からまだ二里と言ひやすだ。あの向ふのでかい山の下にこまかい山が幾箇いくつとなく御座らつせう。その山中やまんなかだアに……」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
近くには赤城山がそびえますが、山に生える山芝を材料にして「しょいご」を編みます。背負籠せおいかごのことであります。編み方に非常に念を入れたのを時折見かけます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)