“ささや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ササヤ
語句割合
86.6%
私語6.2%
3.7%
耳語0.9%
笹屋0.6%
0.4%
細語0.3%
0.3%
低語0.1%
咡語0.1%
0.1%
囁嚅0.1%
密告0.1%
0.1%
笹家0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠くから私のほうをちらちら見ては何やらき合い、そのうちに、わあいと、みんな一緒に声を合せて、げびたしかたを致します。
千代女 (新字新仮名) / 太宰治(著)
優美なお新の風俗は人の眼を引きかった。湯治場行の客らしい人達の中には二人の方を振返って、私語き合っているものも有った。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
中央の実情にはまったくい隠岐ノ清高をつかまえて、この夕、道誉が、何をいていたかなどは、誰知るはずもなかったのだ。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうして心ののどこかで、それを打ち明けたが最後、親しい母子が離れ離れになって、永久今のましさに戻る機会はないと僕に耳語くものが出て来た。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
笹屋のお松が三輪の親分に縛られたんですよ」
タラ/\と急な杉木立の、年中日の目を見ぬ仄暗い坂をり尽すと、其処は町裏の野菜畑が三角形に山の窪みへ入込んで、其奥にかな柾葺の屋根が見える。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
お梅はちょいと西宮の袖を引き、「善さんでしたよ」と、かの男を見送りながら細語いた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
家は腰高塗骨障子を境にして居間と台所との二間のみなれど竹の濡縁にはかなる小庭ありと覚しく、手水鉢のほとりより竹の板目にはをからませ
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そして肩のうしろより低語き、なげきは見えざる玩具を愛す。猫の瞳孔がわたしの映畫の外で直立し。朦朧なる水晶のよろこび。天をさして螺旋に攀ぢのぼる汚れない妖魔の肌の香。
聖三稜玻璃:02 聖三稜玻璃 (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
それを送りに新橋へ行ったとき、古賀が僕に咡語いだ。「僕のかかあになってくれるというものがあるよ。妙ではないか」
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
えば花が囁嚅いたとか犬が欠伸したとかいうような文句や、前にもいった足利時代の「おじゃる」や「発矢!……何々」というような際立った誇張的の新らしい文調であったので
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
これこれと出羽は声を更に一段とめて、源之丞の耳近くに密告いた。
備前天一坊 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
お品は人目もらず、しく袖口で涙を拭きながら、平次の耳へき加減に、こう言います。
ここは家号を「笹家」といって、水戸様石置き場の空屋敷の中では、かなりに大きい私娼宿なのであった。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
妻の働いているうちは、どうか持堪えていた家も、古くから積り積りして来ている負債のに取られて、彼はかな小屋のなかに、うじて生きていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)