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笹屋
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ささや
ふりがな文庫
“
笹屋
(
ささや
)” の例文
「金兵衛さん、その事なら
笹屋
(
ささや
)
の庄助さんが出かけましたよ。あの人は
作食米
(
さくじきまい
)
の拝借の用を兼ねて、福島の方へ立って行きましたよ。」
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
笹屋
(
ささや
)
のお松が
三輪
(
みのわ
)
の親分に縛られたんですよ」
銭形平次捕物控:139 父の遺書
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そこは
馬籠
(
まごめ
)
の町内から万福寺の方へ通う
田圃
(
たんぼ
)
の間の寺道だ。
笹屋
(
ささや
)
の
庄助
(
しょうすけ
)
と小笹屋の勝之助の二人が半蔵を見かけて、声をかけた。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
石屋の坂を登りきったところで、平兵衛は上町の方から降りて来る
笹屋
(
ささや
)
の
庄助
(
しょうすけ
)
にあった。庄助は正直一徹な馬籠村の
組頭
(
くみがしら
)
だ。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
組頭
(
くみがしら
)
笹屋
(
ささや
)
の
庄兵衛
(
しょうべえ
)
はじめ、五人組仲間、その他のものが新茶屋に集まったのは、この人の帰国を迎えるためであった。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
そのうちに年寄役伏見屋の伊之助も戸をあけてそこへ顔を出す。
組頭
(
くみがしら
)
笹屋
(
ささや
)
庄助も下町の方から登って来る。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
場処は
蓬莱屋
(
ほうらいや
)
。時刻は七つ
時
(
どき
)
。食い手は吉左衛門と金兵衛の二人。食わせる方のものは
組頭
(
くみがしら
)
笹屋
(
ささや
)
の
庄兵衛
(
しょうべえ
)
と
小笹屋
(
こざさや
)
の勝七。それには勝負を見届けるものもなくてはならぬ。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
戊辰
(
ぼしん
)
の際に宿役人に進んだ
亀屋
(
かめや
)
栄吉をはじめ、旧問屋九郎兵衛、旧年寄役
桝田屋小左衛門
(
ますだやこざえもん
)
、同役
蓬莱屋
(
ほうらいや
)
新助、同じく梅屋五助、旧
組頭
(
くみがしら
)
笹屋
(
ささや
)
庄助、旧五人組の重立った人々
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
おれは今まで
畠
(
はたけ
)
にいたが、
餅草
(
もちぐさ
)
どころじゃあらすか。きょうのお通りは
正五
(
しょういつ
)
つ
時
(
どき
)
だげな。殿様は下町の
笹屋
(
ささや
)
の前まで馬に
騎
(
の
)
っておいでで、それから御本陣までお
歩行
(
ひろい
)
だげな。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「そりゃ、半蔵さん、
笹屋
(
ささや
)
だって知りますまい。あれで笹屋は自分で作る方の農ですから。」
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
笹
漢検準1級
部首:⽵
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“笹屋”で始まる語句
笹屋庄助
笹屋喜内