“ワケ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:わけ
語句割合
30.8%
30.8%
23.1%
理由15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まして、戸口に消えるキハに、ふりかへつた姫の輝くやうな頬のうへに、細く伝ふものゝあつたのを知る者の、あるワケはなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
更に、推量の歩を進めれば、賀茂のワケ雷神のわけには、若といふ意が、含まつて居はすまいか。神名帳に、賀茂別雷神社、亦若雷とあるのは、有力な証拠である。
わかしとおゆと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
をい、ワケたち。大伴氏上家ウヂノカミケも、築土垣を引き𢌞さうかな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その仲間の誰でもを褒めたとも譏つたとも理由ワケの分らない噂——まあまあ噂——さうつまり噂なんだ、それを作り出さんことに閑暇がない。
蜻蛉:――飜弄さる (新字旧仮名) / 中原中也(著)