“わかれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワカレ
語句割合
31.7%
別離25.7%
訣別8.9%
離別5.9%
告別4.0%
3.0%
分派2.0%
別離苦2.0%
支流2.0%
2.0%
辞別2.0%
袂別1.0%
分流1.0%
分袂1.0%
別辞1.0%
哀別1.0%
1.0%
支族1.0%
支派1.0%
決別1.0%
生別1.0%
辭別1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し、今日まで親友と思うてをつた君を棄つるからには、これが一生のになるのぢやから、その餞行として一言云はんけりやならん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ういふ相談をして居るところへ、が持運ばれた。た読経の声が起つた。人々は最後の別離を告げる為に其棺の周囲へ集つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
間もなく紅葉のは伝わって、世をってこのい少ない天才のくを痛惜したが、訃を聞くと直ぐ、私は弔問して亡友の遺骸に訣別を告げた。
俺の帰るのを待つて、話をして、明日行くと云ふのが順序だらう。四五日ぐらゐの離別には顔を見ずに行つても、あの人は平気なのかしらん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そのうちに、ポッと浮いて見えたかと思う大島が掻消すように隠れた。あだかも金をって身をえながら帰って行く山本さんにって、「船旅も御無事で」と告別の挨拶でもするかのように……
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其家は彼の家から石山氏の宅に往く中途で、小高いを流るゝ品川堀と云う玉川浄水の小さな分派に沿うて居た。村会議員も勤むるで、会場は蚕室の階下であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
別離苦に一目てえんでたった一人駈出してさ、吹雪になったんだとよ。そりゃ後で分ったが、そン時あ、おいらッちがってまで届けてやった。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「この川は富士川の支流か知らん」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もろびとにをつげて立ちしかど夜半過ぎて心耐へがてなくに
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
少女は驚き感ぜしさま見えて、余が辞別のためにしたる手を唇にあてたるが、はら/\と落つる熱きを我手のぎつ。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此處彼等には、それ/\袂別もあらうとつたので、氣轉よく一人れて波打際へとした。
其爲貴君等兩人大佐袂別げ、一使命びて空中飛行してたのではありませんか。
家から五丁程西に当つて、品川堀と云ふ小さな流水がある。玉川上水の分流で、品川方面の灌漑専用の水だが、附近の村人は朝々も洗へば、襁褓の洗濯もする、肥桶も洗ふ。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
暫らくして昇も紳士のに随って出て参り、木戸口の所でまた更に小腰をめて皆それぞれに分袂挨拶、叮嚀に慇懃に喋々しくべ立てて、さて別れて独り此方へ両三歩来て
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
別辞を交わしていた好青年である。若衆小袖を旅扮装凛々しくり、前髪の元結も匂やかに、大太刀を背に負い、身のえ、ざしや構え、なにしろ花やかに見うけられる。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
涙でも出ていたのか洋燈の灯がとなった中に、大きな長刀酸漿のふやけたような嬰児を抱いて、(哀別に、さあ、一目。)という形で、り枕の上へ、こう鉄漿の口を開けて持出すと
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やすし、はたも。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
わしは今でこそ、こんな山家の郷士で朽ちているが、祖先の平田将監は、播州の豪族赤松の支族で、おまえの血の中にはまさしく、建武の英傑の血もながれているのだ。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
殊に最後の書の如きは、『ユダの支派より出でたる獅子』ばかり解釋が出來るとしてある『默示録』——耶蘇教の神學者が絶望してしまう書——を解釋して、嶄新な意義を附してある。
神秘的半獣主義 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
束の間に決別をつげ……
かの日 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)
翌日平生の通り仕事に掛つて見たが、仕事が手に附かない。普請場からがもう厭になつて来た。何処へ行つて見ても、何につて見ても、眺めても、娘の事が想出されて、生別の辛さをと思知る。
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
少女は驚き感ぜしさま見えて、余が辭別のために出したる手を唇にあてたるが、はら/\と落つる熱き涙を我手のに濺ぎつ。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)