“品川堀”の読み方と例文
読み方割合
しながわぼり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其家は彼の家から石山氏の宅に往く中途で、小高いどてを流るゝ品川堀しながわぼりと云う玉川浄水の小さな分派わかれに沿うて居た。村会議員も勤むるうちで、会場は蚕室さんしつの階下であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
煮焚にたき勿論もちろん、水ももろうてあるき、五丁もはなれた足場の悪い品川堀しながわぼりまでたらいをかゝえて洗濯に往っては腰を痛くし、それでも帰途かえりにはふきとうなぞ見つけて、んで来ることを忘れなかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)