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告別
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わかれ
ふりがな文庫
“
告別
(
わかれ
)” の例文
文三は
狼狽
(
あわ
)
てて
告別
(
わかれ
)
の挨拶を
做直
(
しな
)
おして
匇々
(
そこそこ
)
に
戸外
(
おもて
)
へ立出で、ホッと一息
溜息
(
ためいき
)
を
吐
(
つ
)
いた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
そのうちに、ポッと浮いて見えたかと思う大島が
掻消
(
かきけ
)
すように隠れた。あだかも金を
費
(
つか
)
って身を
悶
(
もだ
)
えながら帰って行く山本さんに
対
(
むか
)
って、「船旅も御無事で」と
告別
(
わかれ
)
の挨拶でもするかのように……
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私
(
わたくし
)
も今少し
逗留
(
とうりゅう
)
していますと、いろいろお話もいたすのですが——今日はお
告別
(
わかれ
)
に私がこの書を読むようになりましたその
来歴
(
しまつ
)
をね、お話ししたいと思いますが。あなたお疲れはなさいませんか。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
と一声、もっと刺せとか、それとも
告別
(
わかれ
)
の意であったか
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“告別”の意味
《名詞》
告 別(こくべつ)
別れを告げること。
(出典:Wiktionary)
告
常用漢字
小5
部首:⼝
7画
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“告別”で始まる語句
告別式
告別交響曲