“ワカ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:わか
語句割合
23.8%
23.8%
19.0%
9.5%
9.5%
4.8%
4.8%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
理分にも非分にも、これまで、南家の權勢でつき通して來た家長老オトナ等にも、寺方の扱ひと言ふものゝ、世間どほりにはいかぬ事がワカつて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
『古事記』は次に記して曰く、次に国ワカ浮脂ウキアブラの如くにして、海月なす漂える時に、葦牙アシカビの如く、あがれる物に因て、成りませる神の名は、宇麻志葦牙彦遅ウマシアシカビヒコヂ神、次に天之常立アメノトコタチ神。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
ヨキ文章ブンショウユエ、ワカ真実シンジツ読者ドクシャ、スナワチチテ、キミガタメ、マコト乾杯カンパイイタイッ! トビアガルホドノアツキ握手アクシュ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
巫覡の託言に「常世神を祭らば、貧人は富みを致し、老人はワカきに還らむ」
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ぢやが、大織冠タイシヨククワンさまの代どころでは、ありは致しませぬ。淡海公タンカイコウの時も、まだ一流れのお家でおざりました。シカ其頃ソノコロやはり、藤原は、中臣と二つの筋にワカれました。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
丘の上は 葉黄ミドリしづけき松の梢。空の曇りとワカれて つゞく
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
「天地未だワカれず、猶鶏卵子トリノコの如し」
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
湯をいでゝ向ふ山の端の夕空は、山とワカれて いよゝ冴え来ぬ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)