“大織冠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
タイシヨククワン37.5%
たいしょくかん25.0%
たいしよくくわん25.0%
たいしょっかん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其寂寞たる光りの海から、高くヌキでゝ見える二上の山。淡海タンカイ公の孫、大織冠タイシヨククワンには曾孫。藤氏族長トウシゾクチヨウ太宰帥、南家ナンケの豐成、其第一孃子ダイイチヂヨウシなる姫である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
寂寞せきばくたる光りの海から、高くぬきでて見える二上の山。淡海公の孫、大織冠たいしょくかんには曾孫。藤氏族長太宰帥、南家なんけの豊成、其第一嬢子だいいちじょうしなる姫である。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
又、聖徳太子の制定になつた十二階の冠に、改正を加へて、最高の大織冠たいしよくくわんから最低の立身冠りつしんくわんまで、十九階として、血統や家柄に依ることなく、官位を授けられた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
梅若太夫うめわかだゆうが、大織冠たいしょっかん田歌でんかの二番を舞った。出来栄えよく、主客はやんやとはやした。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)