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離別
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わかれ
ふりがな文庫
“
離別
(
わかれ
)” の例文
まばゆく電燈の
点
(
つ
)
いた二等室の食堂に集って、皆から
離別
(
わかれ
)
を惜まれて見ると、遠い前途の思いが旅慣れない岸本の胸に
塞
(
ふさが
)
った。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
俺の帰るのを待つて、話をして、
明日
(
あした
)
行くと云ふのが順序だらう。四五日ぐらゐの
離別
(
わかれ
)
には顔を見ずに行つても、あの人は平気なのかしらん。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
お前は世間体というものを知ってるから、平生、吾が
健全
(
たっしゃ
)
な時でも、そんな事は
噯
(
おくび
)
にも出さないほどだ。それが出来るくらいなら、もう
疾
(
とっ
)
くに
離別
(
わかれ
)
てしまったに違いない。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
空寒き
奥州
(
おうしゅう
)
にまで帰る事は
云
(
い
)
わずに
旅立
(
たびだち
)
玉う
離別
(
わかれ
)
には、
是
(
これ
)
を出世の
御発途
(
おんかどいで
)
と義理で
暁
(
さと
)
して
雄々
(
おお
)
しき
詞
(
ことば
)
を、口に云わする心が
真情
(
まこと
)
か、狭き女の胸に余りて案じ
過
(
すご
)
せば
潤
(
うる
)
む
眼
(
め
)
の、涙が無理かと
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
僕もそのつもりで正作に
離別
(
わかれ
)
を告げた。
非凡なる凡人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
一日の出営を許されたるにぞ、渠は父母無き
孤児
(
みなしご
)
の、他に
繋累
(
けいるい
)
とてはあらざれども、
児
(
こ
)
として幼少より養育されて、母とも思う叔母に会して、永き
離別
(
わかれ
)
を
惜
(
おし
)
まんため、朝来ここに
来
(
きた
)
りおり
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“離別”の意味
《名詞》
離 別(りべつ)
人と別れること。
離婚。
(出典:Wiktionary)
“離別”の解説
「離別」(이별、イビョル)は、韓国の女性歌手パティ・キムが歌った楽曲。作詞・作曲は吉屋潤。吉屋のセルフカバーの他、数多くのカバー・バージョンが存在する。1972年制作、1973年発表。
(出典:Wikipedia)
離
常用漢字
中学
部首:⾫
19画
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“離”で始まる語句
離
離屋
離室
離座敷
離縁
離家
離亭
離々
離房
離反