トップ
>
離々
ふりがな文庫
“離々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
りり
85.7%
りゝ
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りり
(逆引き)
畏
(
おそ
)
れ多いご比較ではあるが、吉野の
御陵
(
ごりょう
)
には、雑草が
離々
(
りり
)
と
茂
(
お
)
いて、ここの何分の一の
御築石
(
みきずき
)
もない——
穢
(
けが
)
れもくそもあるものか、俺は、斬る
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
春草が
離々
(
りり
)
と
生
(
は
)
えて、墓標に植えた木がもう一抱えになっていた。女はそれを見て吐息した。燕児の李は桑に言った。
蓮香
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
離々(りり)の例文をもっと
(12作品)
見る
りゝ
(逆引き)
今廢道同樣の運命になつて、
花崗石
(
みかげいし
)
の
截石
(
きりいし
)
や材木が處狹きまで積まれて、その石や木の間から、尺もある雜草が
離々
(
りゝ
)
として生ひ亂れて居る。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
井
(
ゐど
)
の
側
(
はた
)
より出でゝ、境内カヤツリ草の
離々
(
りゝ
)
たる辺に
佇
(
たたず
)
み、ポッケットより新約聖書取り出でゝ吾愛する
約翰
(
よはね
)
伝第四章を且読み且眺む。頭上には「此山」ゲリジムの山聳ふ。
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
離々(りゝ)の例文をもっと
(2作品)
見る
離
常用漢字
中学
部首:⾫
19画
々
3画
“離々”で始まる語句
離々翩翻
“離々”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
中里介山
吉川英治
石川啄木
田中貢太郎