仕誼ことわり)” の例文
たつの口ととなえて、ここから下の滝の伏樋ふせどいに通ずるよし言伝える、……危くはないけれど、そこだけはけたがかろう、と、……こんな事には気軽な玉江が、つい駆出して仕誼ことわりを言いに行ったのに
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たつくちとなへて、此処ここから下の滝の伏樋ふせどいに通ずるよし言伝いいつたへる、……あぶなくはないけれど、其処そこだけはけたがからう、と、……こんな事には気軽な玉江が、つい駆出かけだして仕誼ことわりを言ひに行つたのに
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)