“駆出”の読み方と例文
旧字:驅出
読み方割合
かけだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是(これ)が小説家であるなら今時駆出(かけだ)しの作家でも一箇月に三拾円や五十円は取るのだもの、文壇の人に成つて拾年以上も経て居る。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
婆(ばばあ)がやかましいから急ごう、と云うと、髪をばらりと振(ふ)って、私の手をむずと取って駆出(かけだ)したんだが、引立(ひった)てた腕(うで)が捥(も)げるように痛む、足も宙(ちゅう)で息が詰(つま)った。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大原様の奥様がお通りだといって人が駆出(かけだ)して見るよ。だから和女も行儀を好くして村にいる時のようにお芋の立食なんぞをしてはいけないよ。オホホ和女も嬉しいだろう。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)