“御當地”の読み方と例文
新字:御当地
読み方割合
ごたうち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よびかいへ上り三人ひざ突合つきあはせしに彦三郎はこゑひそめ御家内樣御聞下されても相成あひなり申さずとずつかべきはへ寄り私は大坂おほさか堂島だうじまの彦三郎と申者なるが昨夜さくや御當地ごたうち到着たうちやくいたまだ宿やども取らず夜の明るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上我々は上方者にて御當地ごたうちに知人もなくやむ事を得ず御山内に住居仕すまひつかまつり候と申立るを大岡殿どの呵々から/\と笑はれ白痴たはけめ知人なしとて宿屋もあり汝等なんぢらが罪は明白にれて居るぞ江尻えじりに於て小野田幸之進をのだかうのしん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引誘さそひ納涼すゞみに出し歸りがけ船中せんちうよりすぐに吉原の燈籠とうろうを見物せんとすゝめけるに吉之助は御當地ごたうちはじめての事なれば吉原はべつして不案内ふあんないゆゑかた辭退ことわり此日は漸々やう/\宿やどへ歸り番頭傳兵衞に此事をはなしければ傳兵衞かうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)