ことわり)” の例文
新字:
松蟲の鐘をちいさいしもくにて、手の内に鳴せ、孫四郎節のねんぶつ滿々みち/\て、後生願ひ願のさかんなる時なれば此等の聽受の多、にぎやかなるもことわり
女順禮 (旧字旧仮名) / 三田村鳶魚(著)
ひらいてると、約束やくそくどほ一所いつしよかへつもりでゐたが、すこ事情じじやうがあつてさきたなければならないことになつたからとことわりべたすゑに、いづ京都きやうとゆつくりはうといてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)