“打斬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶちき30.8%
ぶっき23.1%
うちき23.1%
ぶっきら7.7%
ぶちきっ7.7%
ぶっきっ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丙「だからよ商売あきねえを止めるじゃねえが、仲間入をして世間並に売ってもれえてえて云うに、打斬ぶちきるてえ理合りええは有んめえ」
權「若旦那様、まゝお待ちなせえまし、貴方あんたう仰しゃって下されば、權六は今首を打斬ぶっきられても名僧智識の引導より有難く受けます、何卒どうぞねげえでごぜえますからわしが首を……」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大「一時遁いっときのがれに請合うけあって、し此の事を御舎弟附の方々かた/\へ内通でもいたすと、貴様のたくへ踏込んで必ず打斬うちきるぞ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
アレマア彼様あんな綺麗な顔をしていながら、あんな事をいうのもみんな新吉さんが教えたんだろう、己はどうせ安田の同類にされたから、知れゝば首は打斬ぶっきられる様になってるんだから仕方がねえ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
甲「それを云ったがだめだよ、廉く売ったっておらを咎める理合りええは有んめえ、何で咎めるかサア返答ぶて、斯う云う、己ア元さむれえだ、百姓風情が兎やう咎めだてをすれば打斬ぶちきってしまうと脅かすだア」
馬「なんだか名主の惣次郎を先生が打斬ぶっきったてえ噂があるが、えゝ先生のこったから随分やりかねねえ、ったんべえ此の横着もの、そんな噂がたって居難いづらくなったもんだからおっぱしって来たんだろう」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)