“ぶちき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打斬66.7%
打切33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
処が昨夜ゆうべおれたしかに認めた、余り憎い奴だから、一思いに打斬ぶちきろうかと思ったけれど、イヤ/\仲に勝五郎が這入って居るのに、貴様に無断で伊之助を、無暗むやみに己がつも縛るも出来ぬから
何とやらさまの御法事と名を付けて助かる事もありやす、首を打斬ぶっきる奴でも遠島で済ませると云うのも、詰り人間が大切だから、お上でも然うして下さるのだ、それを無闇に打斬ぶちきるとは情ねえ話だ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なに指ぐらい打切ぶちきられたって、たけえ給金を取って命いつなごう、なに指い切ったってはア命には障らねえからって、得心して奉公に来て、つい粗相で皿を打毀ぶちこわすと
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
幸兵衛に投付けると額にあたりましたから堪りません、金の角で額が打切ぶちきれ、血が流れる痛さに、幸兵衞は益々おこって、突然いきなり長二を衝倒つきたおして、土足で頭を蹴ましたから
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)