打切ぶちき)” の例文
なに指ぐらい打切ぶちきられたって、たけえ給金を取って命いつなごう、なに指い切ったってはア命には障らねえからって、得心して奉公に来て、つい粗相で皿を打毀ぶちこわすと
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
幸兵衛に投付けると額にあたりましたから堪りません、金の角で額が打切ぶちきれ、血が流れる痛さに、幸兵衞は益々おこって、突然いきなり長二を衝倒つきたおして、土足で頭を蹴ましたから
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)