“切付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりつ66.7%
きりつけ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エイと左の肩より胸元へ切付きりつけましたから、はすに三つに切られて何だか亀井戸かめいど葛餅くずもちのように成ってしまいました。
しも短気な男なら切付きりつけて来たかも知れないから。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
附て道中をなされましとはなしながらに行所を此所こなた松陰まつかげより忽然ぬつと出たる畔倉重四郎ものをも云ずうまうへなる飛脚の片足かたあしをばつさりと切付きりつけたり飛脚はアツと馬よりころげ落るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
致し切付きりつけたれば其者迯行にげゆきしが跡におとせし物あるにより拾上ひろひあげて見れば百兩の金をかみつゝみ水引を掛け上書に奉納と書記かきしるし有りし事を承まはり候と申立ければ夫にてよしと女房は其儘そのまゝ歸されたり偖大岡殿智略ちりやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)