“きりつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
規律38.1%
切詰19.0%
斬付14.3%
切付9.5%
切附4.8%
斬附4.8%
気凛4.8%
起立4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしが仲間なかまの間に規律きりつたもとうとすれば、つみおかしたものはばっせられなければならない。
さてこのときわたしははじめて、かれがどういうふうにして、仲間なかま規律きりつを立てているかということを知った。
即ち、自分の犯罪の痕跡という痕跡、証拠という証拠をことごとく自分の手で調べ上げて、どうしても自分が犯人でなければならぬ事が、云わず語らずの中にわかる……という紙一枚のところまで切詰きりつめる。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
農神・作神さくがみもしくは国の神の、降り昇りという日に、各戸まつりをするのは東日本の常の習いで、二月と十月との相対日というのが最も多いが、この辺は冬が永いので後先あとさき切詰きりつめて三月と九月にしている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
という奴を、源次郎が驚いて、此の声人に聞かれてはと、一刀抜くより飛込んで、デップリふとって居る身体を、肩口から背びらへ掛けて斬付きりつける。
「目つぶしです。目つぶしを仕入れて、それを叩きつけてから斬付きりつける手筈でしたが、矢張いけませんでした。長四郎があべこべに眼を潰されて了いました」
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
斬られて孝藏はアッと叫び片膝を突く処をのしかゝり、エイと左の肩より胸元へ切付きりつけましたから
しも短気な男なら切付きりつけて来たかも知れないから。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これにぞ、気を得て、返す刀、列位の黒道人くろどうじん切附きりつけると、がさりと葉尖はさきから崩れて来て、蚊帳を畳んだように落ちる。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一太刀斬附きりつくれば、お村ははツと我に返りて、「殿、覚えておはせ、御身おんみが命を取らむまで、わらはは死なじ」と謂はせも果てず、はたとかうべ討落うちおとせば
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「そんな事を言はずに自分もちつ気凛きりつとするが可い、帯の下へ時計の垂下ぶらさがつてゐるなどは威厳を損じるぢやないか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
二分の後に、全生徒が、先生たちも一緒に、起立きりつした時には、私はもう誰のお出を皆がお迎へしたかを確かめるために見上げる必要はなかつた。