“こつぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忽然96.5%
兀然3.0%
汨然0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水煙すいゑんそらぶよとえし、てい忽然こつぜん波底はていしづみ、しづんではうか
それから馬の尻尾があらわれよろいの片袖が洩れて見えたが忽然こつぜんはっきり一人の武士が砂煙を抜いて半身を見せた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
畳の上へ兀然こつぜんと立って、まるで怒ってでもいるように、飛び脚を高くかぎのように曲げて、蟋蟀は気勢をうかがっている。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
浜子の方に狂いはない。その日の帰りに、千束町を出ると夜暗よやみの空に、真赤なもやがたちこめて、兀然こつぜんと立ちそびえている塔が見えた。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
さては効無かひなおのれいかりして、益す休まず狂呼きようこすれば、彼ののんどは終に破れて、汨然こつぜんとして一涌いちゆう鮮紅せんこう嘔出はきいだせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)