“吹溢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふきこ50.0%
ふきこぼ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ト眼元と口元に一杯笑いをめてジッと昇の貌を凝視みつめて、さてオホホホと吹溢ふきこぼした。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
温泉いでゆは、やがて一浴いちよくした。純白じゆんぱくいしたゝんで、色紙形しきしがたおほきたゝへて、かすかに青味あをみびたのが、はひると、さつ吹溢ふきこぼれてたまらしていさぎよい。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)