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低頭
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うなだ
ふりがな文庫
“
低頭
(
うなだ
)” の例文
旗
(
フラフ
)
は
戦
(
そよ
)
と風もない炎天の下に死んだ様に
低頭
(
うなだ
)
れて
襞
(
ひだ
)
一つ揺がぬ。赤い縁だけが、手が触つたら焼けさうに思はれる迄燃えてゐる。
氷屋の旗
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
そうして改めて、少年の異様な贅沢な
身装
(
みなり
)
を見上げ見下していると、少年は暫く躊躇しているようであったが、やがて言葉を継ぎ足しながら
低頭
(
うなだ
)
れた。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
扇子を抜いて、畳に
支
(
つ
)
いて、
頭
(
つむり
)
を下げたが、がっくり、と
低頭
(
うなだ
)
れたように
悄
(
しお
)
れて見えた。
妖術
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
若侍は一瞬間キッとなったが
軈
(
やが
)
て又ヒッソリと
低頭
(
うなだ
)
れた。
凝
(
じっ
)
と考えている気配である。
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そう云ううちに彼は力が尽きたらしくガックリと
低頭
(
うなだ
)
れた。タッタ今、自分が成し遂げた最大、最高の仕事を、振り返り振り返り、
懐中
(
ふところ
)
のマキリを押えながら、ヒョロヒョロと出て行った。
白菊
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
濃紅姫は暫く返事に困って考えていましたが、やがて悲し気に
低頭
(
うなだ
)
れて——
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
私は左右の
耳朶
(
みみたぼ
)
に火が附いたように感じつつ、ガックリと
低頭
(
うなだ
)
れた。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“低頭”の意味
《名詞》
頭を下げること。
頭を下げて礼をすること。
(出典:Wiktionary)
低
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“低頭”で始まる語句
低頭勝
低頭平身
低頭屈身