“くわかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
過客66.7%
火殼33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月日は百代はくたい過客くわかくにして、行きかふ年も又旅人なり。船の上に生涯しやうがいをうかべ、馬の口とらへておいをむかふる者は、日々旅にして、旅をすみかとす。古人も多く旅に死せるあり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
第一「月日は百代の過客くわかくにして、ゆきかふ年も又旅人なり」
導者は我等一行を引きて此火殼くわかくましめたるに、足跡ぶるが如く、我等の靴の黒き地に赤きあとを印するさま、橋上の霜を踏むに似たり。處々に斷文ありて、底なる火を透し見るべし。