“百代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ももよ50.0%
はくたい16.7%
ひやくだい16.7%
もゝよ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんの上を見ると、いつの間にか綺麗きれい花環はなわせてあった。「いつ来たの」とそばにいる妹の百代ももよに聞いた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
月日は百代はくたい過客くわかくにして、行きかふ年も又旅人なり。船の上に生涯しやうがいをうかべ、馬の口とらへておいをむかふる者は、日々旅にして、旅をすみかとす。古人も多く旅に死せるあり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
不信心者ふしんじんしや百代ひやくだい
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
「皆んな怨んでるだ。私は給料が少くて仕事が多いし、番頭さんは朝から晩までガミガミ言はれるし、音松爺さんは六十八になるが、國へ歸して貰へさうもないし、お鶴は姉の百代もゝよさんが燒け死んだし、勝太郎さんは嬉し野さんが死んだし——」