火殼くわかく)” の例文
導者は我等一行を引きて此火殼くわかくましめたるに、足跡ぶるが如く、我等の靴の黒き地に赤きあとを印するさま、橋上の霜を踏むに似たり。處々に斷文ありて、底なる火を透し見るべし。