“みめぐり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三囲85.4%
三圍12.2%
三圍樣2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向島は桜というよりもむしろ雪とか月とかで優れて面白く、三囲みめぐり雁木がんぎに船をつないで、秋の紅葉を探勝することは特によろこばれていた。
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
夕立や田をみめぐりの神ならば——と俳聖が干天ひでりに祈つた三圍みめぐり神社も、もう香夢洲むかふじまの名所でもなくなつてしまつた。
河風 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
兎も角飛鳥山の一角を禿げチヨロにし、三圍樣みめぐり樣の境内を土龍もぐらの古戰場のやうにした上、今の神田宮本町、その頃の櫻の馬場を、大根島のやうに掘り荒したのも無理のないことです。