“三圍”の読み方と例文
新字:三囲
読み方割合
みめぐり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三升ばかり取り分けて驅け出さうとすると吾妻橋手前で、幸ひ知つてる船頭衆に逢つて、三圍みめぐり前のお船まで小船で送つて貰ひました。
夕立や田をみめぐりの神ならば——と俳聖が干天ひでりに祈つた三圍みめぐり神社も、もう香夢洲むかふじまの名所でもなくなつてしまつた。
河風 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
平次は三圍みめぐりの前に來た時、どての下を覗きました。其處に繋いだ一艘の屋根船の中には、上をしたへの大騷動が始まつて居るのです。