“みまわり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三廻20.0%
三紀20.0%
三週間20.0%
巡視20.0%
監視20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幼時から耳朶を伸ばし伸ばしした結果らしく、一尺五寸ばかりもひものように長く伸びている。それを、鎖でも捲くように、耳殻じかく三廻みまわりほど巻いて引掛けている。
それがために命をつないでいる者が多いといって、さっき県神けんじんから本司に上申してきたから、府君に呈したが、もう天庭に奏文して、寿いのち三紀みまわり延べて、禄を万鐘賜うた
富貴発跡司志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
えゝ一週間ひとまわりなり二週間ふたまわりなりお席をおきまして、お座敷つぼの内へへッついでも炭斗すみとり火鉢すべて取寄せまして、三週間みまわりもおいでになれば、またまかないのばゝあも置きまして、世帯をお持ちなさいますなら
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
館の中での乱痴気さわぎも、ここらあたりへまでは聞こえて来ず、厩舎で馬が地を蹴る音や、非常をいましめる巡視みまわりの卒の、撃柝げきたくの音ばかりが聞こえて来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ことに今、母はお浪の源三を連れて帰って来たのを見て、わたしはちょいと見廻みまわって来るからと云って、少しはなれたところに建ててある養蚕所ようさんじょ監視みまわりに出て行ったので
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)