トップ
>
八百松
ふりがな文庫
“八百松”の読み方と例文
読み方
割合
やおまつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やおまつ
(逆引き)
漆の如き
闇
(
やみ
)
の
中
(
うち
)
に貫一の書斎の枕時計は十時を打ちぬ。彼は午後四時より
向島
(
むこうじま
)
の
八百松
(
やおまつ
)
に新年会ありとて
未
(
いま
)
だ
還
(
かへ
)
らざるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
その頃、銀座さんと
称
(
とな
)
うる化粧問屋の
大尽
(
だいじん
)
があって、
新
(
あらた
)
に、「
仙牡丹
(
せんぼたん
)
」という
白粉
(
おしろい
)
を製し、これが大当りに当った、祝と披露を、
枕橋
(
まくらばし
)
の
八百松
(
やおまつ
)
で催した事がある。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
只今は
八百松
(
やおまつ
)
という上等の料理屋が出来ましたが、其の時分あの辺は嬉しの森と云いまして、樹木の
生茂
(
おいしげ
)
りて
薄暗
(
うすくろ
)
うございまする。
枕橋
(
まくらばし
)
へかゝると吾妻橋が一目に見えまする。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
八百松(やおまつ)の例文をもっと
(7作品)
見る
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
百
常用漢字
小1
部首:⽩
6画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“八百松”で始まる語句
八百松屋
検索の候補
八百松屋
八百屋
八百万
八百善
八百蔵
八百
八百長
八百八町
八百膳
八百日
“八百松”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
尾崎紅葉
三遊亭円朝
谷崎潤一郎
高村光雲
久生十蘭
泉鏡花