“八百長”の読み方と例文
読み方割合
やおちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の兇暴な自尊心は、あらゆる八百長やおちょうを拒絶した。つまり僕は家庭を捨てたのだ。それがいつの日のことであったか、僕はもうおぼえてもいない。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)
「なんじゃ、見苦しい八百長やおちょうか! 八百長ならさし許さんぞ、もう一度取り直せッ。行司、なにをまごまごいたしおるか! 取り直させんか! 取り直させんか!」
がやがやするなかで、親分は、出発まえに客から集めた金を取り出して、八百長やおちょう役の饒舌家をはじめ、幾らかずつそれぞれの女に配りながら、大声の日本語で私に話しかけた。