“打落”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちおと44.4%
ぶちおと33.3%
うちお11.1%
うちをと11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打れて眞逆まつさかさまに倒るゝをお花はすかさず駈寄かけよつて左のうで打落うちおとせば吾助はおきんと齒切はがみを爲す友次郎お花忠八諸共もろとも押重おしかさなり十分止めを刺貫さしとほし終に首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しの「今になってなまじいにそんな事はいわねえで、黙っておっんでしまえ、何うぞ若旦那さま、何時までも苦痛をさせたくねえでがんすから首を打落ぶちおとして下せえまし」
供前ともまえさまたぐるのみならず、提灯を打落うちおとし、印物しるしものもやしましたから、憎い奴、手打にしようと思ったが、となりづからの中間ちゅうげんを切るでもないと我慢をしているうちに
将に我頭をにらむ、一小蛇ありて之にはる、よつただちに杖を取りて打落うちをとし、一げきのうくだけば忽ち死す、其妙機めうきあたかせる蛇をおとしたるが如くなりし、小なる者はあはれにも之を生かしけり
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)