“ぶちおと”の漢字の書き方と例文
語句割合
打落100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しの「今になってなまじいにそんな事はいわねえで、黙っておっんでしまえ、何うぞ若旦那さま、何時までも苦痛をさせたくねえでがんすから首を打落ぶちおとして下せえまし」
書生三、四人してこれを見物して居る中に、私が如何どういう気であったか、いずれ酒の機嫌でしょう、つえか何かでその頭の灯籠を打落ぶちおとしてやった。スルトその連中れんじゅうやつと見える。チボじゃ/\と怒鳴り出した。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
市「打込ぶちこんだと云って、先でおらって掛るから己だって黙ってはられねえから、手エひんねじって突いたら、向うの野郎逆蜻蛉をっておっこちたので、わし打落ぶちおとしたのではねえ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
巡「分らん奴であるぞ、罪と云うは今の事じゃ、二人を打落ぶちおとしたのが罪じゃ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
市「はい、わし打落ぶちおとしたって、私を打殴ぶちなぐるから私も先の相手を打落しやした」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)