“打殴”のいろいろな読み方と例文
旧字:打毆
読み方割合
ぶんなぐ60.0%
ぶちなぐ20.0%
なぐ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清「それはくねえ、ちっせえ子供じゃアねえし、十七八にもなったものゝ横ぞっぽを打殴ぶんなぐったりしねえで、それより出すは造作もねえ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
貴方あんたの方へ訴えて此処こけえ来る時分には逃げてしまうから、打たれ損にならねえ先に、貴方だって間に合いませんから、わしは貴方の代りに打殴ぶちなぐって、谷へ投り込んだので
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と、かれおもきたり、さらにまたの六号室ごうしつ鉄格子てつごうしなかで、ニキタが患者等かんじゃら打殴なぐっていること、モイセイカがまちっては、ほどこしうている姿すがたなどをおもす。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)