“かりだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狩出50.0%
徴発25.0%
駈出25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れっ枯しの、爛熟し切った美女お金の方に代るものは、野の花のように素朴で、野の花のように純粋でなければならないと気が付くと、美人狩出かりだしのために特別な役人を置き
「仰せには、春は百姓仕事がきりもなく忙しい。秋の収穫とりいれはこれからの丹精にある。そのような野良の手を、城普請しろぶしんのために徴発かりだしてはならんとあって」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
別に駈出かりだすの、手がかかるのって事はなかったんだそうですけれど、たださえ細った食が、もうまるっきり通りますまい。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)