“ちょうはつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チョウハツ
語句割合
徴発35.7%
挑発32.1%
挑撥17.9%
長髪14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お米の手に持つ菊の花、かざった菊の植木鉢、それから借金取が取ってき出す手箒てぼうきも、皆彼の家から若者等が徴発ちょうはつして往ったのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
絵本西遊記えほんさいゆうき」を読んだのもそのころであったが、これはファンタジーの世界と超自然の力への憧憬どうけい挑発ちょうはつするものであった。
読書の今昔 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
彼は云う、無数の小国に分たれ、それが大砥独立して互いに嫉視している国においては、ほんのつまらぬ挑撥ちょうはつからしばしば戦争が起ると想像されることは当然である。
急に悄気しょげてしまったぼくが片隅でひとりダンスを拝見していると、いつの間にかぼくの横に、油もつけていないバサバサの長髪ちょうはつを無造作にきあげた
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)