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挑発
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ちょうはつ
ふりがな文庫
“
挑発
(
ちょうはつ
)” の例文
旧字:
挑發
ソウナッタ時ニ、ソレヲ
挑発
(
ちょうはつ
)
シタ者ハ誰デモナイ僕デアッタトスルト、責メラレテヨイノハ僕ノミデアル。彼ニ責任ハナイヿニナル。
鍵
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
絵本西遊記
(
えほんさいゆうき
)
」を読んだのもそのころであったが、これはファンタジーの世界と超自然の力への
憧憬
(
どうけい
)
を
挑発
(
ちょうはつ
)
するものであった。
読書の今昔
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
自由で自分の意志を確信してるクリストフは、
挑発
(
ちょうはつ
)
的な興味で、無産者らの同盟を見守っていた。民衆の
酒樽
(
さかだる
)
に浸るのがうれしく、そうすると気が和らいだ。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
自分の姿を木部に見つけ出したように思って、一種の好奇心を
挑発
(
ちょうはつ
)
せられずにはいなかった。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
それでも始の内は
滑稽
(
こっけい
)
も構わず暇がかかるのも
厭
(
いと
)
わず平気でやっていたが、しだいに僕の好奇心を
挑発
(
ちょうはつ
)
するような返事や質問が千代子の口から出て来るので、僕は
曲
(
こご
)
んだまま
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
彼は自分を
訝
(
あや
)
しまずにはいられなかったが、
蓋
(
けだ
)
し平中の思慕の情は、夫人が彼の及び難い
高根
(
たかね
)
の花になったと云う事実に依って、
挑発
(
ちょうはつ
)
されたところもあろう。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そしてその嫌悪の情からまた
挑発
(
ちょうはつ
)
された。彼は自分自身と争った。どちらに真のクリストフがあるかわからなかった。盲目的な力が襲いかかってきた。いくらそれをのがれようとしても
駄目
(
だめ
)
だった。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
その辺に転がっていた屍骸の鼻を缺いて来て桔梗の方の
敵愾心
(
てきがいしん
)
を
挑発
(
ちょうはつ
)
する道具に使ったのであろう。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そして二、三日のうちに、近隣の
誼
(
よし
)
みによるふだんの関係から、戦争に先立つ
挑発
(
ちょうはつ
)
的な調子に変わっていった。この状況に驚く者は、理性が世界を統べるという幻のうちに生きてる人々ばかりだった。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
挑
常用漢字
中学
部首:⼿
9画
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
“挑”で始まる語句
挑
挑戦
挑灯
挑撥
挑燈
挑戦的
挑戯
挑發
挑戰
挑動