“金福寺”の読み方と例文
読み方割合
こんぷくじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金福寺こんぷくじに芭蕉の墓をうた時の句である。蕪村は芭蕉を崇拝して、自己を知る者ただ故人に一人の芭蕉あるのみと考えていた。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
蕪村もと名利を厭ひ聞達ぶんたつを求めず、しかれども俳人として彼が名誉は次第に四方雅客がかくの間に伝称せらるるに至りたり。天明三年十二月廿四日夜歿し、亡骸なきがらは洛東金福寺こんぷくじに葬る。享年きょうねん六十八。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)