トップ
>
目下
>
もくか
ふりがな文庫
“
目下
(
もくか
)” の例文
目下
(
もくか
)
日本大使館の
安達
(
あだち
)
峰
(
みね
)
一郎氏が引受けて東京へ帰つて居るが、翁は東京の有島氏とも協議して便宜に取計らふやう予に依頼された。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
前にも申した通り私は儀式の箱に入れられて小さくなるのを嫌う通りに、その通りに儀式
張
(
ばっ
)
て
横風
(
おうふう
)
な顔をして人を
目下
(
もくか
)
に見下だすことも
亦
(
また
)
甚だ嫌いである。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
私
(
わたし
)
は
目下
(
もくか
)
例の通り
断
(
ことわ
)
り切れなくなつて、引き受けた原稿を、うんうん云ひながら書いてゐるので、あなたの出された問題に応じる
丈
(
だけ
)
、頭を整理してゐる余裕がありません。
はつきりした形をとる為めに
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「いえ、
些
(
ちつ
)
とも
御遠慮
(
ごゑんりよ
)
には
及
(
およ
)
びません。
道
(
みち
)
の
爲
(
ため
)
で
御座
(
ござ
)
いますから」と
床
(
ゆか
)
しい
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つた。さうして、
目下
(
もくか
)
自分
(
じぶん
)
の
所
(
ところ
)
に、
宗助
(
そうすけ
)
の
外
(
ほか
)
に、まだ
一人
(
ひとり
)
世話
(
せわ
)
になつてゐる
居士
(
こじ
)
のある
旨
(
むね
)
を
告
(
つ
)
げた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ナブルスは旧約のシケム、ふるき所にて此処のサマリヤ人の会堂に秘蔵するモーゼの
五経
(
ごけい
)
は有名なるものなり。
目下
(
もくか
)
人口約三万、外人の居留も少なからず、エルサレムに次ぐ都会とす。
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
このあたりで
女達
(
をんなたち
)
の
客引
(
きやくひき
)
に
出
(
で
)
る
場所
(
ばしよ
)
は、
目下
(
もくか
)
足場
(
あしば
)
の
掛
(
かゝ
)
つてゐる
観音堂
(
くわんおんだう
)
の
裏手
(
うらて
)
から三
社権現
(
じやごんげん
)
の
前
(
まへ
)
の
空地
(
あきち
)
、二
天門
(
てんもん
)
の
辺
(
あたり
)
から
鐘撞堂
(
かねつきだう
)
のある
辨天山
(
べんてんやま
)
の
下
(
した
)
で、こゝは
昼間
(
ひるま
)
から
客引
(
きやくひき
)
に
出
(
で
)
る
女
(
をんな
)
がゐる。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
目下
(
もくか
)
では
大倉
(
おほくら
)
喜
(
き
)
八
郎
(
らう
)
君
(
くん
)
さ。
七福神詣
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
まだいろいろ思ひついた事があるが、
目下
(
もくか
)
多忙の際だから、これだけで
御免
(
ごめん
)
を
蒙
(
かうむ
)
りたい。
俳画展覧会を観て
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
人間を
描
(
ゑが
)
く
巴里
(
パリイ
)
の青年画家の中で僕の
今日
(
こんにち
)
迄に最も感服したのは
此
(
この
)
人である。又新しく
印度
(
インド
)
内地の旅行から帰つて来たベナアル氏の
印度土産
(
インドみやげ
)
の絵が
目下
(
もくか
)
大変な人気を集めて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目論
目付