“ぷく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
49.0%
34.7%
4.1%
4.1%
4.1%
2.0%
2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孫行者そんぎょうじゃの負ける心配がないからというのではなく、一ぷくの完全な名画の上にさらにつたない筆を加えるのをじる気持からである。
断念あきらめてりましたところが(泣声なきごゑ鉄瓶点てつびんだてゞ一ぷくくださるとは……往昔むかし友誼よしみをお忘れなく御親切ごしんせつに……わたくしう死んでもうございます。
煙管きせるを取り上げて二三ぷく続けさまに煙草をんだ。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
色白で愛嬌あいきょうがあって、こうしもぷくれで眼の切れが長くて、唇が真っ紅で——好い女でしたよ、親分。
元來もとよりぷくつゐなかそだちて他人たにんぜずのおだやかなるいへうちなれば、さして此兒このこ陰氣いんきものに仕立したてあげるたねけれども、性來せいらいをとなしきうへこともちひられねば兎角とかくもののおもしろからず
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ほらの口に煙がぱっととんだかと思うと、三悪漢あっかんをのせたボートは、木の葉のごとくひるがえって矢をいるごとき早瀬はやせに波がぱっとおどるとともに、三人のすがたは一ぷく
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
しもぷくれで——と申したら、皆様はよく下町型の美しい、少しばかりおきゃんな娘の様子を想像して下さることでしょう。