“ふさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フサ
語句割合
57.9%
10.2%
6.3%
6.2%
4.1%
3.0%
相応2.4%
2.2%
1.2%
流蘇0.8%
0.6%
0.6%
相應0.5%
0.5%
0.4%
似合0.3%
布佐0.3%
0.2%
0.2%
0.2%
閉塞0.2%
0.1%
0.1%
花穂0.1%
0.1%
0.1%
夫差0.1%
0.1%
憂鬱0.1%
0.1%
0.1%
果房0.1%
沈欝0.1%
沈鬱0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに『岐蘇考』に天正十二年山村良勝妻籠に城守りした時、郷民徳川勢に通じて水の手をぎけるに、良勝白米もて馬を洗わせ
「あら、そうお! すみませんでしたわね。けど、『あたしのフランク』はきょうどうかしてるの? すこしいでやしないこと?」
字で書いた漫画 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
で、私は後へ引退った。ト娘の挿したのひらひらする、美しい越しに舞台の見えるのが、花輪で額縁を取ったようで、それもさ。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
十月になるとわたしは川の牧草地にブドウ採りに出かけ、というよりはその美しさと香りの点で珍重すべきをしょってきた。
私はいた口ががらなかった。その神秘的な髪の恰好と、若林博士の荘重な顔付きとを惘々然と見比べない訳に行かなかった。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
既往いめぐらしてぎはじめましたから、兼松がから種々と言い慰めて気を散じさせ、翌日共に泉村の寺を尋ねました。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
だが、それはその昔、蹴裂明神の前で見た捨児ではない。長塚新田の馬喰が落したハマでもない。この街道には相応わしからぬもの——
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そうした中では『源氏物語』が今日の文学というにわしい所まで変質しきった形を見せている最初のものといってよいかも知れない。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
その民族はわしくも線の密意に心の表現を托したのである。形でもなく色でもなく、線こそはその情を訴えるに足りる最も適した道であった。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
セルギウスが横から見た時、長老は微笑みながら右の手で法衣の流蘇をいぢつて、相手の男と話をし出した。その男は隊外将官の軍服を被てゐる。
作りは父の好みで、彼女の爲めにの歳にんで金無垢の雞の高彫りを目貫に浮き出させ、鞘は梨子地で、黒に金絲を混ぜた付きの下げ緒が長く垂れ、赤地金襴の袋に入つてゐる。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「見やしませんけれど、御覧なさいな。お茶台に茶碗がっているじゃありませんか、お茶台に茶碗を伏せる人は、貴下だもの、父様も。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ダイアナは私に獨逸語を教へようと云つてくれた。私も彼女から教はるのは好きだつた。女教師の役目は彼女を喜ばせもしまた相應はしかつた。
陶器師は返事をしなかった。ゆるゆると彼は寝そべった。右手を敷いて枕とし、左手を脇腹へ自然に置き、唇を閉じ眼をぎ、寂然として聞いていた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大意は『宝物集』と同様ながら、板や草を橋筏とする代りに石を負うて海をぎ猴軍が渡ったとあり。私陀妃の終りも上に引いた一伝にほぼ同じくてやや違う。
快復期の微妙な感動と歓喜は非常に似ているようです。そこがさむくさえないならば、雪の美しささえ似合わしいというような生活感情の時期なのでしょうけれど。
やがて私の長兄の家は、茨城県布川町から利根川を隔てた千葉県の布佐(現我孫子市)へと移った。兄は布川に永住する気は最初からなく、ある程度の産を成した上で帰郷する心積りであった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
前述、野尻抱影氏からのお手紙の端にも「——小生は町の生れで、本名は正、小学校は初め太田小学校でした。おテイちゃんとは同窓です」
洗い髪をぐるぐるとめて引裂紙をあしらいに一本簪でぐいとめを刺した色気なしの様はつくれど、憎いほど烏黒にて艶ある髪の毛の一二綜れ乱れて
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
子をれども愛に溺れ、ならはせ悪しく愚なる故に、何事も我身をりて夫に従べし。の法に女子を産ば三日床の下にしむるといへり。是も男は天にたとへ女は地にる。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
……あすこへ行くんだ……あの瀑布の上の方を爆薬でブチ壊して閉塞いでしまえばモウこっちのもんだ。儲かるぜそれあ……轟先生は元来、正直過ぎるからイカン。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
たたぎ二四も これははず
羽たたぎも こもはず
白羊羅紗の角を折った范陽帽子には、薔薇色のをひらめかせ、髪締めとしている紺の兜巾にも卵黄の帯飾りをつけている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
は、花に似て
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのわかわかしい花穂が暗みながら
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黄色い、新しい花穂聚団
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
文学は人間と無限とを研究する一種の事業なり、事業としては然り、而して其起因するところは、現在の「生」に於て、人間が自らの満足を充さんとする欲望をぐ為にあるべし。
さなり、人の口をがむこと
愚かなるものよ (新字新仮名) / 徳永保之助(著)
これすなわち范蠡が美姫西施を送って強猛な夫差を亡ぼしたのと同じ計になるではありませんか
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「茂吉の様子はだんだん変になる。あんなに気が弱くちゃ、いつ自首して出るかも判らないので、三次は大金を強請った上、その口をぐ気になったのだろう——」
(涙ぐむ)空飛ぶ鳥でさえ羽音をひそめて憂鬱いでいるような気がするのに。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
是故にこの處のことをいふ者、もしはしくいはんと思はゞ、アーシェージといはずして(足らざれば)東方といふべし 五二—五四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
削がれた樹の枝や海豹の毛のほそいや野鴨や鵞鳥の羽じくを以て仔羊の皮や巻物に聖い御言葉をかくことも出来、御言葉のなかに散らばる大きい文字をば、土の褐色にも空の青色にも輝く緑色にも
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
だから、犯人は偶然最初の一発で、的の黒星を射当てたと見るよりほかになかろうと思うね。他の果房はこのとおり残っていても、それには、薬物の痕跡がないのだよ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
沈欝いで居た晩はにこれが激しいようでした。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『だって何だか沈鬱いでいるようだから……もしかと思って。』
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
すでに六十を過ぎたらしく、鶴のようにというえのわしい痩躯いた双眼をい隠すように雪白の厚い眉毛が垂れ、それがぜんたいの風貌にきわだった品格を与えていた。
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
掛かる時の事が、もう息が切れ、息ががるように、早くから感じられています。8970
M氏はいないと思うのであろう。私はその点については口をぐ。しかし見回す限りにおいて人間はあまりに小さく醜い。人間はいかに大きく見えても人間としての卑しさと弱さと醜さをもっている。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
靴に附いたは、弁髪や、上衣の裾や、頭の髪と同じように逆立っていた。彼の曳き摺って来た鎖は腰の周りに絡みついていた。それは長いもので、ちょうど尻尾のように、彼をぐるぐる捲いていた。
私は一言も物を云わず、紅玉を肩に引っ担いだ。それから室を走り出た。長い廊下を一散に、右へ左へ走り廻る。カッと燃え上がる火の光が、行手の廊下をいでいる。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)