ふさ)” の例文
その火鉢へ、二人が炬火たいまつをさし込みましたわ。一ふさりふさって、柱のように根を持って、かっと燃えます。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
子をそだつれども愛に溺れ、ならはせ悪しく愚なる故に、何事も我身をへりくだりて夫に従べし。いにしえの法に女子を産ば三日床の下にふさしむるといへり。是も男は天にたとへ女は地にかたどる。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)